初心者のプランター栽培3つのポイント

 

 

野菜作りは畑がなくてもプランター栽培で結構作れるので、ベランダの空いたスペースを活用すれば十分楽しむことができます。

 

初心者の方には汎用タイプの600型プランターを使い、深さがなくても十分育つ水菜や小松菜などの野菜がお勧めです。

 

汎用型のプランターで生育の早い小松菜などを育てる

 

 

小松菜や水菜は種をすじまきにして、発芽したものを間引き菜として利用できることや収穫までの期間が1か月と短いのが理由の一つです。

 

また、小松菜は耐寒性や耐暑性のある品種がを選ぶことで、ほぼ一年を通じて栽培できるというメリットもあります。

 

ただし、収穫適期の短い小松菜は収穫が遅れると葉が固くなったり、徒長して折れたりするので、汎用型のプランターでずらしまきをして少量ずつ育てます。

 

品質が落ちやすいのでずらしまきで少量ずつ育てる

 

 

肥料は固形肥料ではなく速効性の液肥を使い、1000倍に希釈したものを2週間に1回の間隔で潅水の代わりに施用すれば十分です。

 

ただし、肥料を与えすぎると草勢が強くなり、苦みが強くなるので葉色を見ながら与える量を調整する必要があります。

 

固形肥料は水に溶けて分解されて野菜に吸収されるまで2週間くらいかかることや油かすなどが配合されているとアンモニアが発生する恐れがあります。

 

油かすなどの有機質肥料は分解する際にアンモニアが発生するので、野菜の根を痛めたり不快な臭いの素になるのでプランター栽培には向きません。

 

肥料は速効性の液肥を2週間に1回の割合で施用する

 

 

水菜は青臭みの少ない品種を選ぶことでサラダ、鍋、漬物など多彩な料理に使える万能野菜ですが細長く育てるには日光を遮る工夫が必要になります。

 

不織布は害虫や寒さから野菜を守るために利用されますが、株元を覆うことで倒伏防止と遮光につながり徒長した野菜を育てることができます。

 

スーパーで販売されている水菜は密植栽培されたもので、遮光されているので草丈も通常より10cmほど長く青臭みが抑えられています。

 

小株取りした水菜

 

水菜は葉の軸が細く生育の早い小株どりの品種がサラダ向きで、大株に育てる千筋水菜や壬生菜はくせがあるので鍋や漬物に向いています。

 

大株に育てるには根量を増やす必要があるので、深さ25cm以上で20リットル以上の容量があるプランターで育てる必要があります。

 

大株の水菜(深型プランター)

 

ステップ2 汎用型プランターで色んな野菜を育てる

 

 

ねぎは根量が少ないので葉ねぎであれば汎用型プランターである程度の大きさまでは育てることができます。

 

長ねぎ(根深ねぎ)は25cm以上の深いプランターで葉鞘部が土に埋もれないように時間をかけて土寄せすると育てることができます。

 

 

葉ねぎは種まきから収穫まで2〜3か月以上かかりますが、購入したねぎの根部を植えこむこと1〜2か月で収穫できる大きさに育ちます。

 

黄からし菜

 

漬け菜は辛みのあるからし菜系、結球しない白菜系、かぶとして栽培されていたかぶ系、油を取るために栽培されていたなたね系に分かれます。

 

日本三大漬け菜である三池高菜はからし菜系、広島菜は白菜系、野沢菜はかぶ系という具合に由来は分かれます。

 

からし菜は葉からし菜類(黄からし菜など)、高菜類(かつお菜など)、多肉性高菜類(三池高菜など)、茎用高菜類(搾菜など)などがあります。

 

葉からし菜などのからし菜類はだいこん葉のように切れ込みがあり、葉面積が大きくないので汎用型プランターで十分育てることができます。

 

一方、三池高菜やかつお菜、こぶ高菜は大株に育てて漬物にするので、汎用型プランター小株にしか育たないので漬け菜には不向きです。

 

こぶ高菜(汎用型プランター)

 

こぶ高菜(深型プランター)

 

ちぢみほうれんそう

 

ほうれんそうは葉の切れ込みがある東洋種、葉が丸い西洋種、西洋種と東洋種の交配種、葉柄が赤い赤茎種があります。

 

赤茎種以外は根が制限されると葉が黄化したり、伸びなくなるので汎用型プランターでは広めに間引きして早めに収穫します。

 

また、種まき溝の深さが一定でないと発芽時期がずれて生育差が生じやすいので、撒き溝は平らにならしてから種をまく必要があります。

 

落花生

 

落花生は汎用型プランターでも育てることができますが、花が咲いた後に子房柄が土に潜り込むように誘導する必要があります。

 

子房柄は土の中でしか肥大しないので、株が横に伸びて広がってきたら別のプランターに土を入れて誘導します。

 

大葉春菊

 

春菊は根が広く深く伸びるため、浅いプランターでは根が制限されてしまい、株が10cmくらいの大きさで生育が停滞してしまいます。

 

このサイズでも十分食べられますが、本格的に育てるには深さのあるプランターで株間10〜15cmに間引く必要があります。

 

サラダ春菊(中葉種)

 

関東では主枝を摘み取る中葉の「摘み取り種」が主流で、関西では伸びた側枝を株ごと収穫する大葉や中葉の「株張り種」が流通しています。

 

春菊は種まきから40日くらいから収穫できる大きさになりますが、2か月以上経過すると茎や葉が固くなるので収穫遅れにならないようにします。

 

ステップ3 大型プランターで結球葉菜を育てる

 

金系201号(深型22リットル)

 

きゃべつは秋冬どりと春どりがありますが、春どりはとう立ちの心配があるのでとう立ちしにくい晩生品種を選んで11〜12月に苗を植え付けます。

 

秋冬どりは苗の植え付けが遅れると結球しなくなることがあるので、10〜11月に結球しなければ早めに収穫します。

 

富士(深型15リットル)

 

プランターは25cm以上の深さがあり20リットル以上の容量があれば、通常サイズのキャベツを育てることができます。

 

深さが25cm以上でも容量が20リットルに満たないプランターでは根が十分育たないので、玉の小さいキャベツになってしまいます。

 

結球型白菜(王将)

 

白菜の品種は結球性、半結球性(山東白菜)、不結球性(べか菜、広島菜など)があり、一般的に白菜と言えば結球型白菜のことを言います。

 

種まきから収穫までの日数は50日〜100日で50〜60日で収穫できる極早生品種の方が小型で料理しやすくプランター栽培にも向いています。

 

結球型の品種は植え付けが遅れたり、肥料不足などで生育不良になると結球しなくなることがあります。

 

不結球白菜(山東菜)

 

本葉が20枚上になっていても結球しない場合は結球をあきらめて早めに収穫するかとう立ちまで待って花茎を菜花として収穫するのも良いでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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