ベランダ野菜生活
野菜を上手に育てるポイントは日当たりを良くすること、病害の少ない培養土を選ぶこと、プランター選び、適期の種まきと苗作りです。
私が住んでいるマンションのベランダは高さ120cmのブロック塀に囲まれているので90cmの高さの台を作り日当たりを良くしています。
培養土選びは野菜を育てて見ないとかわかりませんが、病原菌の多い赤玉土や黒土を配合したものは避けた方が良いでしょう。
野菜は種類や品種で根量が違うのでキャベツや白菜などの根がよく伸びるものは20リットル以上の大きさがないと露地野菜に近い物は作れません。
種まきの時期は種子袋に記入されていますがベランダのプランターでは日照時間や根量が制限されるので早めに種を撒きましょう。
プランターは汎用型(W:610mmD:210mmH:170mm)を除き、深さのある15リットルタイプ(直径320,深さ250)、22リットルタイプ(W:480D:320H:250)、37リットルタイプ(W:680D:340H:250)を使用しています。
1月の野菜作り
貝塚黄玉ねぎ
玉ねぎは葉鞘部の太さが親指大の大きさになり根部が肥大している品種もあります。
玉ねぎは葉鞘部が肥大するために低温がある期間必要となる「冬越し野菜」の一つです。
根部が肥大するために必要な低温の期間は品種で異なりますが約1〜3か月で肥大が始まります。
黄玉ねぎ
大きな玉ねぎを作るには気温が低下する前に葉鞘部の太い株に育てることがポイントになります。
もう一つのポイントは根部の肥大に必要な養分を追肥する時期と量です。
肥大の始まった貝塚黄玉ねぎと肥大の始まっていない黄たまねぎに違いがあるのがおわかりでしょうか。
肥大が始まると葉が黄化して枯れてくるので葉の枯れ具合を見ながら液肥を数回に分けて追肥します。
赤花のさやえんどう
えんどうはさやを食べる品種ですが花が咲くためには低温が必要となる「冬越し野菜」の一つです。
露地栽培では20〜30cmの草丈が耐寒性が強いとされていますがベランダでは降霜にあうこともなく大きく成長します。
えんどうの草丈は蔓ありの方が高くなりやすいので150cm以上の支柱を設置して倒伏しないようにする必要があります。
ベランダの天井の高さまで伸びたえんどう
赤花えんどうは薄いピンクの花弁の内側に真紅の花弁がきれいで、長期間楽しめるのも魅力です。
えんどうはうどん粉病が発生しやすいので日当たりの良い場所に置く必要があります。
また、日光が差し込む反対側は日陰になりやすく、うどん粉病が発生しやすいので向きを変える必要があります。
さやえんどうのうどん粉病
うどんこ病は生きた細胞から養分を吸収するので菌糸がはびこった葉はやがて褐変して枯れてしまいます。